産地

ワインの味わいは産地に大きく左右されます。
気候は酸味やアルコール度数に、土壌は香りやミネラル感に影響します。
また、標高や日照、地元の伝統もスタイルを決定づけます。
こうした要素を総称して「テロワール」と呼びます。
ローヌは北と南で気候・土壌・品種が大きく異なる産地。
テロワール
北ローヌ(コート・ロティ、エルミタージュなど)
気候:大陸性で冬は寒く、夏は暑い。
地形:急斜面のテラス状畑が多い。
土壌:花崗岩、片岩、石灰質など → 水はけが良く、ブドウの凝縮度が高まる。
南ローヌ(シャトー・ヌフ・デュ・パプなど)
気候:地中海性。乾燥し日照量が多く、ミストラル(強風)が病害を抑える。
地形:平野~緩やかな丘陵地。
土壌:粘土石灰質、泥灰土、砂質など。ガレ・ルレ(丸石)が地熱を蓄え、成熟を促す。
ワインの特徴
北ローヌ
赤ワイン:シラー100%が原則。力強く、スパイシーで長熟型。
白ワイン:ヴィオニエ、マルサンヌ、ルーサンヌ。アロマ豊かでコクがある。
南ローヌ
赤ワイン:グルナッシュ主体にブレンド。果実味が豊かで、アルコール度数が高め。
白ワイン:複数品種を使ったやさしい味わいが多い。生産量は少ない。

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